お茶を淹れたあとの茶殻は、ふりかけにしたり、乾燥させて消臭袋にしたりできます。まずは、今出た茶殻を少量使うところから試してみましょう。

濡れた茶殻は傷みやすいので、食べる場合は淹れた直後に清潔な器具で調理します。 放置したもの、いつ淹れたか分からないもの、カビや異臭があるものは再利用せず処分してください。

お茶の出がらし活用:ふりかけと消臭袋から試す

やってみたいこと茶殻の使い方
ご飯のお供にしたい淹れた直後の柔らかい茶殻を炒り、ごまやかつお節などと混ぜてふりかけに
タンス・靴箱で使いたい茶殻を十分に乾燥させ、ガーゼなどで包んで消臭用に
今は使う時間がない水気を切って地域の分別に従い処分。次にお茶を淹れるときに試せばよい

伊藤園の茶殻再利用の案内でも、料理と消臭の活用例が紹介されています。料理用と消臭用は分け、消臭に使ったものを食べるほうへ戻さないようにしましょう。

にい実験・道具担当

まずは、ご飯に少しのせる分を作ってみよう。気に入ったら、次のお茶の時間にも楽しみが増えるね

食べる茶殻は、柔らかい新茶・一番茶から

初めてなら、柔らかい葉で試すと食べやすくなります。伊藤園のFAQは新茶や一番茶などを勧めており、商品によっては硬い茎が含まれることも案内しています。

料理に取りかかる前に、次の3点を整えます。

  1. 手と道具:手を洗い、急須から取り出すスプーン、ざる、フライパンを清潔にする。
  2. 茶殻:淹れた直後のものを取り出し、硬い茎を除く。熱い茶殻は素手で絞らず、やけどに注意する。
  3. 材料:調味料などをそろえたら、水気を切ってすぐ調理に進む。

硬い葉を無理に食べたり、何回分も茶殻をためたりする必要はありません。次に新茶などを飲む日に、少量を使ってみる方法もあります。

茶殻ふりかけの作り方:2人分の材料と手順

生活クラブの「新茶でつくる茶殻ふりかけ」を参考に、4人分の材料を半量にした目安です。茶殻にじゃこやごまを合わせ、ご飯にのせて食べます。

材料の目安

  • 茶殻:乾燥茶葉6gを淹れた直後のもの
  • ちりめんじゃこ:5g
  • 桜えび:2.5g
  • いりごま:大さじ1/2
  • かつお節:1.5g
  • 万能つゆ:小さじ1(参考レシピでは生活クラブの万能つゆを使用)

茶葉6gは、お茶を淹れる前の乾いた葉の重さです。 水を含んだ茶殻を6gに量る意味ではありません。手元の茶葉量が少なければ、ほかの材料も同じ割合で減らせます。つゆの濃さが違う場合は、少なめから加えてください。

作り方は3ステップ

  1. 水気を切って炒る。 茶殻の水分を清潔なざるなどで切り、フライパンへ。弱火でほぐしながら、水分を飛ばす。
  2. じゃこ・えび・ごまを加える。 茶殻がさらりとしてきたら加え、混ぜながら弱火で炒る。参考レシピでは、この工程を約3分としています。
  3. 仕上げる。 かつお節とつゆを加えて全体になじませ、火を止める。清潔な器に取り、早めに食べる。

火元を離れず、焦げそうなら火を弱めます。葉の量や水分で乾くまでの時間は変わるので、時間だけで仕上がりを決めず、ほぐれ具合も見てください。

好みに合わせるヒント

食べたときの印象次に試すこと
葉が硬く、口に残る硬い茎を除き、刻んでから調理する。次は柔らかい新茶などで試す
苦みを強く感じるご飯にのせる量を少なくする。次は茶殻の割合を減らす
茶葉の風味をもっと楽しみたいつゆを控えめから加え、ごまとかつお節の香りとのバランスを見る

伊藤園は、茶殻を卵焼きに混ぜる使い方も紹介しています。ふりかけが気に入ったら、いつもの料理へ少量加えてみる楽しみ方もできます。

茶殻やふりかけは保存できる?早めに使うのが基本

濡れたままの茶殻は傷みやすいため、この記事では淹れた直後に調理する方法を紹介しています。料理をすぐ食べられない場合も、室温へ置いたままにしないことが大切です。

状態扱い方
淹れた直後の茶殻清潔な器具で取り出し、早めに調理する
作ったふりかけが残る食べる箸をつける前に取り分け、浅い清潔な容器で速やかに冷やして冷蔵する
室温で長く放置・扱いが不明・カビや異臭がある味見で確かめたり、炒り直して使ったりせず処分する

農林水産省の食中毒予防の案内も、作った料理を早めに食べること、残ったものを清潔な浅い容器で素早く冷やすことを勧めています。冷蔵しただけで安全が保証されるわけではありません。

「今日作ったから」「においが平気だから」だけでは判断できません。迷うものを無理に残すより、次回は食べ切れる量に減らして作りましょう。

消臭袋の作り方:茶殻を十分に乾かしてから包む

伊藤園は、乾燥させた茶殻をガーゼなどで包み、タンスや靴箱に置く方法を紹介しています。乾燥が不十分だとカビが発生することがあるため、湿ったまま袋に詰めないのがポイントです。

  1. 水気を切る。 新しい茶殻を使い、清潔なざるなどで水分を切る。
  2. 広げて乾かす。 天日干しにするか、弱火のフライパンで混ぜながら乾燥させる。フライパン使用時は火元を離れない。
  3. 冷まして確認する。 加熱した場合は清潔な場所で冷まし、湿りの残る塊がないか確かめる。まだ湿っていたら包まない。
  4. ガーゼなどに包む。 食品と混ざらない場所へ置き、湿り・カビ・異常が出たら処分する。

乾燥にかかる時間は量や湿度で変わります。「一晩干せば必ず完成」と決めず、十分に乾いたものだけを使いましょう。乾き具合が分からないときは、今回は処分して構いません。

消臭袋だけで、においの原因や湿気まで解消できるわけではありません。靴箱なら普段の掃除や換気も続けてください。

床・畳の掃除は、素材に合う手入れを優先する

床材や畳は、製品によって手入れ方法が違います。湿った茶殻をまく方法は、メーカーが案内しているかを確認し、対応が分からなければ普段の掃除方法を使いましょう。カビや異臭がある茶殻を、掃除に回して広げるのも避けてください。

出がらしの活用は、試してみたい日に少しだけ

まずはふりかけを少量作るか、乾燥させて消臭袋にするか、一つ選んでみましょう。毎回、全部の茶殻を使い切らなくても大丈夫です。

ちゃぽん急須のマスコット

ちゃぽん。お茶のあとも、ちょっと楽しみ。

淹れたお茶そのものの使い方も増やしたいときは、緑茶のアレンジレシピへ。未使用の茶葉の保管は茶葉の保存方法、期限が気になる茶葉は賞味期限切れ茶葉の確認順で紹介しています。

よくある質問

お茶の出がらしは食べられますか?

淹れた直後の茶殻を料理に使う方法があります。伊藤園は、硬い茎を含む商品もあるため、新茶や一番茶など柔らかい葉を勧めています。清潔な器具で扱い、早めに調理して食べましょう。

出がらしを冷蔵すれば、翌日でも料理に使えますか?

濡れた茶殻は傷みやすいため、この記事のふりかけは淹れた直後の茶殻で作ります。冷蔵したことだけで翌日の安全性は判断できません。室温に置いた時間や扱いが分からないものは、味見で確かめず処分してください。

出がらしを畳や玄関の掃除に使えますか?

床材や畳の手入れ方法は製品によって異なります。茶殻をまく前にメーカーの案内を確認し、対応が分からなければ普段の掃除方法を使いましょう。カビや異臭がある茶殻を掃除へ回すのは避けてください。

出がらしを消臭剤にするにはどうすればいいですか?

水気を切った茶殻を天日干しや弱火のフライパンで十分に乾燥させ、冷めてからガーゼなどに包みます。タンスや靴箱に置く例が伊藤園で紹介されています。湿りやカビが出たら処分し、消臭に使った茶殻は食用へ戻しません。