いちお茶初心者

もう一杯飲みたいな。二煎目も、さっきと同じ時間で待てばいい?

さんお茶案内人

茶葉はもう開いているから、次は短めに待ってみよう。一杯目との味の違いも楽しめるよ

二煎目は、一煎目に使った茶葉へもう一度湯を注いで淹れるお茶です。ここでは同じお茶時間に続けて飲む煎茶を中心に、すぐ使える目安を紹介します。

お茶の二煎目は何秒?時間と温度の目安

  • 茶葉:一煎目に使ったものをそのまま使う
  • 湯量:まず一煎目と同じくらい
  • 湯温:一煎目より少し高め
  • 時間:一煎目の半分ほどから

待ち時間は、次のように短くできます。

表は左右にスクロールできます

一煎目の待ち時間二煎目の目安
30秒15〜20秒から
1分30秒ほどから
1分30秒45秒ほどから

農林水産省のマニュアルでは、普通煎茶は一煎目90秒→二煎目45秒、深蒸し煎茶は30秒→20秒を紹介しています。一般向けの案内にも、二煎目以降は湯温を上げ、時間を半分ほどにする例があります。

たとえば、一煎目を80℃・30秒で淹れた煎茶なら、二煎目は同じ湯量・90℃・15〜20秒を試し始めに。 これは「少し熱め・短め」を具体化した編集部の例です。袋に二煎目の淹れ方があれば、その案内を使ってください。

この表は温かい煎茶の目安です。玉露など低温で淹れるお茶やティーバッグは、それぞれの商品の淹れ方に合わせましょう。

注ぎ切るのは、次の湯まで浸出を続けないため

一煎目を注ぎ終えた湯のみと、湿った茶葉を残して蓋を少しずらした急須

一煎目を注ぎ終えてから、二煎目の準備へ。急須には湿った茶葉が残り、湯のみには注ぎ終えたお茶が入っています。

一煎目のお茶が急須に残ると、待っている間にも茶葉から味が出続けます。一煎目を注ぎ切っておくと、二煎目に新しく湯を入れて待つ時間を決めやすくなります。

複数の湯のみへ淹れるときは、少しずつ交互に注いで量と濃さをそろえ、最後に急須のお茶を出し切ります。強く振ったり、茶葉を押し絞ったりする必要はありません。

注ぎ終えたら、ふたを少しずらして蒸れにくくしておく方法もあります。上のイラストは、二煎目の湯を入れる前の状態です。

二煎目を淹れる3手順

1. 一煎目を注ぎ切り、そのままの茶葉を使う

新しい茶葉は足さず、急須の湿った茶葉を使います。一煎目を飲んでいる間は、急須に湯をつぎ足さずにおきましょう。

2. もう一杯飲むときに、少し熱めの湯を注ぐ

最初は一煎目と同じくらいの湯量にすると、違いを見やすくなります。たとえば一杯200mLを淹れたなら、二煎目も200mLを目安にします。

一煎目より湯を冷ます時間を短くすると、少し熱めにできます。温度を合わせて試したいときは温度計や温度調節ケトルが便利です。器へ移して冷ます方法は、湯冷ましのやり方で紹介しています。

3. 短めに待って注ぎ、味を見る

一煎目30秒なら二煎目15〜20秒など、上の表を目安にして注ぎます。二煎目も急須へお茶を残さず出し切りましょう。

ひと口飲んで、香り、濃さ、飲んだ後の感じを確かめます。全部を記録する必要はありません。「一杯目より軽くて飲みやすい」など、一つ違いに気づけたら十分です。

二煎目が薄い・渋い・苦いときの調整

次の表は調整の例です。まず気になった一つを変えてみてください。

表は左右にスクロールできます

困ったこと今できること・次回の変え方
味や香りが薄い急須の中なら少し待って注ぐ。次回は15秒→25秒など、待つ時間を少し延ばす
湯を多く入れて薄くなった次回は一煎目と同じくらいの湯量に戻す
苦い・渋い今の一杯には湯を少しずつ足す。次回は時間を短くするか、湯温を下げる
色は淡いが味は好みそのまま楽しむ。色だけを濃くしようとしなくてよい

濃い一杯を薄める詳しい方法は、お茶が苦いときの調整へ。一煎目から薄いなら、茶葉量や湯量の見直しも参考になります。

一煎目と同じ味にそろえようとしすぎず、二煎目で好みの濃さを探すと、お茶の楽しみが広がります。

お茶は何煎まで楽しめる?二〜三煎を試してみる

同じお茶時間なら、まず二煎目まで飲み、まだ香りや味を楽しみたければ三煎目を試してみましょう。茶葉や一煎目の淹れ方で変わるので、薄くなってきたところで終えて構いません。

一煎目を淹れた後も、茶葉には湯に溶け出す成分が残っています。ただし、その組み合わせは一煎目と同じではありません。甘み、渋み、香りの感じ方が変わることも、同じ茶葉を続けて淹れる楽しみです。

湿った茶葉を翌日まで残して淹れ直す方法は、この目安に含みません。 飲み終えたら茶殻を捨て、急須を洗って乾かしてください。

二煎目から、お茶や道具の好みを広げる

何杯目の味が好きかがわかってきたら、次は別の茶葉で比べてみるのも楽しいものです。

今ある茶葉でも、湯温や待ち時間を変えると違いを探せます。一煎目の基本を見直したいときは、緑茶のおいしい淹れ方へどうぞ。

次の一杯は、短めに待ってみよう

いちは二煎目をひと口飲みました。一煎目より軽い口当たりで、もうひと口飲みたくなります。

いちお茶初心者

同じ茶葉なのに、さっきとは違うね。お菓子の後には、この軽い感じも好きだな

一煎目を注ぎ切り、次は少し短く待つ。まずはその一杯から、好きな二煎目を探してみてください。

よくある質問

二煎目は何秒待てばよいですか?

煎茶なら一煎目の半分ほどから試せます。一煎目30秒なら二煎目15〜20秒が目安。農林水産省の例では、普通煎茶は一煎目90秒に対し二煎目45秒、深蒸し煎茶は30秒に対し20秒です。商品に二煎目の案内があれば優先してください。

二煎目は一煎目より熱いお湯にしますか?

煎茶は少し熱めにするのが目安です。たとえば一煎目80℃・30秒なら、二煎目は同じ湯量・90℃・15〜20秒を試せます。これは編集部の調整例です。苦味や渋味が強くなる場合は、次回は温度を上げずに短い時間で淹れてみてください。

一煎目は最後まで注ぎ切る必要がありますか?

急須にお茶が残ると、二煎目の湯を入れるまでにも茶葉から味が出続けます。一煎目を注ぎ切り、二煎目の直前に新しい湯を注ぎましょう。急須を勢いよく振って絞る必要はありません。

二煎目が薄いときはどうしますか?

まだ急須の中なら少し待ってから注ぎます。もう注いだ場合は、次回の待ち時間を15秒から25秒へ延ばすなど、小さく調整できます。湯を多く入れたなら一煎目と同程度に戻しましょう。色が淡くても味が好みなら、そのまま楽しめます。

二煎目が渋い・苦いときはどうしますか?

今の一杯には湯を少しずつ足すと濃さを調整できます。次回は待ち時間を短くするか、湯温を下げてみましょう。一度に両方変えず、一つ変えて味を見ると好みを探しやすくなります。

緑茶は何煎目まで飲めますか?

同じお茶時間に二〜三煎を試し、香りと味が好みに合うところまで楽しめば十分です。茶葉や淹れ方で変わるため、必ず三煎飲む必要はありません。湿った茶葉を翌日へ残して使う方法は、この記事の対象にしていません。