ようかんには煎茶、香ばしいクッキーにはほうじ茶、せんべいには玄米茶。 お茶請けを選ぶときは、このあたりから始めると気軽です。買いそろえる前に、家にあるお菓子を一つ出してみましょう。
いちは、お茶の袋とクッキーを台所から持ってきました。
いちお茶初心者
合う・合わないだけでなく、「香ばしさが続く」「後味が軽く感じる」といった発見も、お茶の楽しみになります。
お茶とお菓子の早見表|家にあるお茶請けから選ぶ
| お菓子・おやつ | まず合わせるお茶 |
|---|---|
| ようかん・大福 | 煎茶。あんの甘さとお茶の渋みを楽しむ |
| クッキー | ほうじ茶。全粒粉などの焼いた香りを楽しむ |
| ミルクチョコ | 煎茶・深蒸し茶。チョコの後のお茶の味わいを試す |
| せんべい | 玄米茶・ほうじ茶。しょうゆ味なら香ばしさに注目 |
| モンブラン | 煎茶。栗の甘さの後にお茶を一口 |
| 焼き芋 | ほうじ茶。芋の甘さと焙煎した香りを楽しむ |
| ナッツ・干し果物 | 玄米茶。炒った米とナッツの香りを合わせる |
表は最初に試す候補です。商品ごとの甘さや香り、お茶の淹れ方で印象は変わるので、好きな組み合わせがすでにあれば、そのまま楽しんでください。
日本茶業体制強化推進協議会のペアリングの提案にも、煎茶とモンブラン、ほうじ茶と焼き芋、玄米茶とドライフルーツ・ナッツが紹介されています。
緑茶・ほうじ茶に合うお菓子は、甘さと香りで考える
煎茶には、あんこやチョコの甘さを合わせてみる
ようかんを食べた後に煎茶を飲むときは、甘さの後にくるお茶の香りや渋みに注目してみてください。普段は渋く感じるお茶でも、お菓子と一緒なら印象が変わることがあります。
和菓子に限らず、ミルクチョコレートやモンブランも候補です。まずはいつもの濃さで淹れ、渋すぎたら次の一杯を少しやわらかく調整しましょう。お菓子に合わせるために、苦いお茶を我慢して飲む必要はありません。
ほうじ茶・玄米茶には、焼いた香りを合わせてみる
ほうじ茶には茶葉を焙煎した香り、玄米茶には炒った米の香りがあります。全粒粉のクッキーやせんべいなど、香ばしいお菓子を選ぶと、その香りのつながりを探しやすくなります。
さんお茶案内人
お茶自体の味を知りたい人は、煎茶・ほうじ茶・玄米茶の違いで選べます。
お茶とお菓子を楽しむ3ステップ
1.お茶一杯と、少しのお菓子を用意する
一人で試すなら、クッキー1枚、ようかん1切れなど、いつものおやつを少しだけ。お茶はティーバッグでも茶葉でも構いません。初回は濃くしようとせず、商品の淹れ方か、いつもの淹れ方で用意します。
淹れ方にも迷うときは、緑茶の基本の分量と手順やティーバッグをおいしく淹れる方法へどうぞ。
2.お茶、お菓子、もう一度お茶の順で味わう
- お茶を一口。 香りや渋みを軽く感じてみます。
- お菓子を一口。 甘さや焼いた香りを楽しみます。
- もう一度お茶を一口。 最初のお茶と印象が違うか、気づいたことを一つ探します。
「お菓子の後だとお茶がすっきり感じる」「クッキーとお茶の香ばしさが続く」くらいの言葉で十分です。これは家で味の変化を楽しむための順番で、茶席の作法ではありません。
3.気に入ったら、次はお茶かお菓子を替えてみる
ほうじ茶とクッキーが気に入ったら、次は同じクッキーに煎茶を合わせる。せんべいと玄米茶の組み合わせから、ほうじ茶へ替えてみる。片方を同じにすると、違いに気づきやすくなります。
覚えておきたいときだけ、「このクッキーにはほうじ茶が好き」とメモしてもよいでしょう。書かずに、次のおやつのときに思い出すだけでも十分です。
合わないと感じたときは、濃さか一口の量を変える
| 気になったこと | 次に試すこと |
|---|---|
| お茶の苦み・渋みが強い | 次の煎茶は湯温を少し下げる。80℃で淹れていたなら70℃を試す |
| お菓子の味でお茶が分からなくなる | お菓子の一口を小さくして、同じお茶をもう一口飲む |
| 二つの香りが落ち着かない | クリームや香料の少ない、プレーンなクッキーなどへ替える |
80℃から70℃は調整の一例です。茶葉量や湯量を同時に変えないと、何が自分の好みに近づいたか分かりやすくなります。渋さが気になる人は煎茶の湯温と味の違いも参考にしてください。
気に入らなければ、お茶とお菓子を別々に楽しんで終えても大丈夫。次に試したい一組が見つかれば、それも収穫です。
来客のお茶請けは、食べられるものと飲み物の希望を聞く
誰かと一緒に楽しむときは、「食べられないものはありますか」「温かいお茶でよいですか」と先に聞いておくと選びやすくなります。
- 原材料・アレルゲン表示を見られるよう、包装を残す。 食物アレルギーがある人とは、注意書きも含めて確認します。
- 分からない品を見た目で判断しない。 手作りや量り売りなどで原材料・扱い方が不明なら、別の候補を相談します。
- カフェインを控えている人には希望を聞く。 ほうじ茶にもカフェインは含まれます。量や種類はカフェイン比較で確認できます。
アレルギー表示の詳しい読み方は消費者庁の案内をご覧ください。味の相性と、その人が食べられるかどうかは分けて考えます。
好きなお茶請けが見つかったら、味わいを少し広げる
| 次に楽しみたいこと | 読むガイド |
|---|---|
| 「香ばしい」以外の言葉でも表してみたい | お茶の味・香りの表現 |
| 同じお菓子で二つのお茶を比べたい | お茶の飲み比べの始め方 |
| 好きなお茶を贈り物にしたい | お茶ギフト3商品の比較 |
いちお茶初心者
まずは、家にあるお茶とお菓子でひと息。その一組から、いつものおやつに合う一杯を増やしていきましょう。
よくある質問
和菓子に合うお茶は何ですか?
最初の候補は、ようかんや大福なら煎茶、せんべいならほうじ茶や玄米茶です。あんの甘さと煎茶の渋み、せんべいとお茶の香ばしさに注目すると、好みの組み合わせを見つけやすくなります。
緑茶に合う洋菓子はありますか?
煎茶ならミルクチョコレートやモンブランも候補です。お菓子の甘さの後に、煎茶の香りや渋みを楽しんでみてください。商品や淹れ方、好みで印象は変わります。
ほうじ茶にはどんなお菓子を合わせますか?
全粒粉のクッキー、焼き芋、せんべいなどが最初の候補です。ほうじ茶の焙煎した香りと、お菓子の焼いた香りを一緒に楽しめます。
お茶とお菓子はどちらを先に味わいますか?
家で気軽に楽しむなら、お茶を一口、お菓子を一口、もう一度お茶の順がおすすめです。お菓子を食べる前後で、お茶の香りや後味の印象を比べられます。茶席の作法を説明する手順ではありません。
来客に出す前に気をつけることは?
食べられないものや飲み物の希望を聞き、お菓子の原材料・アレルゲン表示を見られるように包装を残します。原材料などが分からない品は、見た目だけでアレルギー対応と判断せず、別の候補を相談してください。





